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卒業後の進路や就労に向けたあれこれ(8歳)

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こんにちは!
療育ママ&オンラインカウンセラーの味元(みもと)泉です。
コロナ渦でも、桜はいつもと変わらず美しいですね。

なんだかほっとします。


我が家もですが(息子)4月から小学校に入られるお子様を持つ方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

少し前のお話ですが、娘が入学したて、一番最初の懇談会で、

「個別支援級のお母さんは、4年生頃から小学校卒業後の進路についての情報収集を始めてください。」と言われたんですね。

「うちの子が4年生になる日なんて、本当に来るのかしら・・?」と思っていましたが、来週からすっかり4年生です 汗

今のところ我が家は二人とも学区内の公立中学校に進学する予定なのですが、
昨年、その学校の校長先生が進路についてのアドバイスと質疑応答の機会を設けてくださいました。

校長先生のお人柄も伝わり、安心しました。アドバイスの内容も素晴らしかったです。私の心に響いたこと、書き留めておきたいと思います。参考になったら嬉しいです^^

中学校に入ったら、「進学を期に一般級に入れなおしたい。」とか、それを本人が望む場合とか、「就職に有利になるよう、職業訓練が多い学校に行かせた方が良いか?」など、皆さん大変迷われるそうです。

そんな時には、「どうか、お子さんが、より笑顔でいられると思える方を選択してください。」
との事でした。

確かに、中学生になった途端に、理解のスピードが速くなったり、急に手先が器用になったり、特性がなくなったり・・・とは考えにくいんですよね。その中で本人が学校生活を楽しみ、笑顔でいられるのはどこなのか。

そして小学校の今、「将来の為にできる事は何か?」という保護者からの質問がありまして、

「規則正しい生活を送り(体力)、毎日の学習の積み重ね(知力)をがんばってください。


との事でした。

当たり前のようですがとても大切な事ですし、毎日学校に行く事も大きなチャレンジというお子さんもいらっしゃいます。その子にとっての、その時にできる頑張りを積み重ねられたら良いですね。

ちょっと話が逸れますが 就労に関して、実際に障がい者雇用をされている会社の方のお話を聞く機会がありまして。

「就労を考えた時、みなさん手先の訓練や、簡単な計算などスキル面の訓練に目が行きがちですが、実際のところ大切なのは
「挨拶ができる、遅刻・欠勤せずに毎日通える、報告・連絡・相談ができる、など社会人としての「基本」ができている事なんです。」
そういう子の方が、就労を継続できている傾向にある。

あいさつ大事。

だそうです。

確かに・・・そして、もう一つ、
「何ができるか」も、もちろん大切ですが「何が苦手か(どんなフォローが必要か)」を共有しあうことも、企業にとっては重要だそうです。

業務内容は、職場によって違いますし、指示書などを本人の特性に合わせて作りなおしたり、環境を整えたり、一緒に作っていくので入社前になんでもかんでもできていなくて、全然大丈夫だそうです。

とても優しいですよね。(まぁ、療育センターの父母勉強会に呼ばれるくらいの会社なので 笑笑)

学校で、デイサービスで、家庭で。
今まさに学んでいることは、一生を通しての武器になるんですね。

もう一つ、進路の勉強をする中で、我が家の子育て指針にもなった考え方をご紹介させてください。

こちらは、某大学の学部長さんが、仰っていた言葉です。

「将来のために今日何をすればいいかではなく、『今日一日楽しかった』を積み重ねることを目指しましょう。」

産まれた瞬間は、「生きていてくれてありがとう・・」だったのに、いつの間にか過度な期待をしてしまっている事に気づくことが多々あります。

できる事が増えれば、増えるほど、「もっとできるんじゃない?」とか。

子どもにとっては『楽しかった~』という気持ちの積み重ねが、将来の夢や希望に繋がるでしょうし、その夢を叶える為の勉強や探求が、楽しいですよね。

親の方はもちろんこれからも情報収集はしていきますが、親の方が焦りすぎたり、不安にならない程度に・・バランス良くですね。

私達親は、産まれてきてくれた日の「ありがとう」を忘れずに。
子どもたちには『今日一日楽しかった~』を、たくさん積み重ねていただきたいと思いました。

勉強って、何歳からでも始められますからね。

子供たちが何を学びたいか・・・ゆっくり探せるためのサポートができたらいいのかなと思います。

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